a little memory━恋心編━

触れる…。

「お子ちゃま言うな〜!!」って言って頬膨らましても英咲士君は悪びれず少し呆れた様に「はいはいゴメンゴメン♪」と言って頭をポンポンと撫でる。



でもね?本当の意地悪は絶対言わないの…。


こういうちょっと毒舌な所が彼の良いコミュニケーションの取り方だと思う。


じゃれあう時自然と肌が触れて私はドキドキ!!

こそばされたりすると笑うけどドキッとする。


ふいに手が胸に当たったりすると心臓が跳ねる。


てか病人を興奮させて…悪化したらどうするの?!


「なぁ?真苺…熱は?」


「ん?有るよ…8度6位…。」

「大丈夫なんか?頭冷えピタ張らな…。」


英咲士君って急に冷静になるし…大人っぽく振る舞ったりするしよく分からない。


予期せぬ行動もするし…何て言うか…AB型だから?


私も同じくAB型だけど…(笑)



相手は私の事は分かるみたい…。


年の功ってやつ?








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