私達の幸せ
川の字
その日は
おばあちゃんが慎二に
泊まっていきなさい
って言ってくれたので、ずっと一緒にいれた。
慎二は海二の世話を全部してくれた。いつもは嫌がるお風呂も海二は機嫌良くはしゃいでいた。
「海二寝たぞ。」
「あ…ありがとう!いっぱい遊びすぎたから今日はぐっすりだね」
それから慎二が留学してた間のことをお互いに話した。
「何で言わなかったんだよ…海二のこと」
「だって!言ったら慎二留学しなかったでしょ?」
「当たり前。瑞穂のが大事だ。」
「…ばか」