あいつを抱いたあの日から。
やがて、
母さんにはお見合いの話が来た。
何度も断ったが、断り切れず
母さんは結婚式の前日、涙ながらに未都の父さんに別れを告げた。
そして翌日の結婚式の準備の時、
未都の父さんが
母さんを迎えに来た。
「やっぱり君がいないとダメなんだ」
という未都の父さんの言葉に
深く胸を打たれ未都の父さんの車に乗った。
そしてその日に
俺達ができてしまったらしい。
けれど結局母さんとお見合いの相手、俺の父さんは結婚をしてしまった。