あいつを抱いたあの日から。

「おっス」

「……」

「って海人無視かよっ」

「…おっスって死語だぞ…」

俺は下駄箱の前で
幼なじみの尚に話しかけられた。

「あっそー」

田畑尚。
茶髪だけど意外に勉強はできる。

テンションが上がったり
下がったりなヤツで

一緒にいると疲れる。

あ、これはウソ。

俺と未都と尚は
幼なじみで、ずっと一緒だったーー…。



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