あいつを抱いたあの日から。
「ねぇ、どっちから告白したの?」
気持ちが考えていることが
追い付けなくなってついに口から出た言葉。
「…聞きたい~?」
彩ちゃんは目を逸らして机に座った。
「…え…いや…あの」
「あたしからだよ。」
「あ…、そっ…か」
「あたしが告ッた」
彩ちゃんはきっと何かを隠している。
バカな私にでも分かった。
絶対彩ちゃんは何か隠している。
そして自分も疑っていた。
本当はかっちゃんから告白したんじゃないかって…。
かっちゃんが私より彩ちゃんを選んだんじゃないかって…。