あいつを抱いたあの日から。


かっちゃんどうして…、

かっちゃん…やっぱり私、かっちゃんのこと諦めらるないよ。


何年ぶりだろう。

優しいかっちゃんを見たのは…


かっちゃんのあの笑顔が頭の思考を停止させる。


かっちゃん…


かっちゃん…


かっちゃんは自分の
家のドアを開け一瞬こちらを向き、
微笑んでドアの中に入って行った。

かっちゃん…
どうして変わっちゃったの…?

どうして高校に行かないことにしたの?

私は弱い人間です。

諦めようって決めたのにまだかっちゃんは心の中にいます。

消えて欲しくない。
かっちゃんの存在を消したくない。



深く唇を噛みしめた。



かっちゃん…好きだよ…。


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