担任王子

風邪


『愛華』


先生の声がかすかに聞こえるけどなんだか体だるくて苦しいよぉ。


先生の顔が近付いて来て…



…先生ダメだって…



あたし体えらいから………


『ピタッ』


えっ?


先生のおでこがあたしのおでこにくっついて。



『風邪だな。俺が移しちゃった。ごめんな。お前かなり熱あるから今日は学校休んでゆっくり寝ろよ。』


『………。』


風邪でも変なこと期待してる自分が恥ずかしくて…


先生の布団とって風邪引かしたことが自分にかえってきたわけで…



情けない…あたし。







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