担任王子

『どうした?』


『…いっちゃうの?』


『寂しいのか?じゃあ愛華がまた寝るまでいてやるからもう少し寝な。』


そういって先生はあたしの手を握っていてくれた。


あたしの熱を吸い取ってくれるかのように先生の手は冷たくて…


そして大きく包み込んでくれる


柔らかい手のぬくもり


幸せの時を感じながら眠りについた。

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