担任王子

目に映ったのは…


机に向って資料を広げてる先生。


こんな時間まで。


先生があたしに気づいて振り向いた。


ヤバイ。


『どうした?眠れないのか?』


『うん。』


『でも風邪ひくから早く寝ろよ。』


少しの間だけこうして見てたかった。


少しだけ。


『愛華…?もしかして寂しいの?』


正解!!


『別に。』


素直じゃないあたし。
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