担任王子

『キュンとした?』


先生は甘い顔して聞いてくる。


そんなこと平気で聞いてくるけど恥ずかしくないの?


聞かれてるこっちが恥ずかしいんですけど…



『…ビックリした。』


『じゃあ今度するときはドキドキしてもらえるかな。』


そういってあたしの頭をなでた。


教室の時の先生と違って家にいる先生は甘いこと平気で言えるんだ。





『なぁ愛華?お前家では先生っていうのやめないか?』


『だって…先生だもん』


『俺の名前は?』


『相場先生』


『それは名字、名前知ってる?』


『じゅ……ん』


『ハイよくできました。これからは潤って呼ぶんだぞ。』


『あと少しだから頑張れよ。』


そういって潤…も資料を広げ仕事した。 











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