*制服のボタン*a solemn promise*



卒業祝いをするからと凜花の家に招かれた。



俺も凜花のパパさんとママさんにお願いがあったから丁度良かった。



食事が終わるとリビングに呼ばれた。



「また…アメリカに戻るんだね?」



「はい……」



凜花が俯いた…



「アメリカにはいつ戻るんだい?」




「…明後日…アメリカに戻ります」



「…そうか…」



凜花のパパさんはそこで口を詰むんだ。




「俺は…明後日アメリカに戻ります……でも直ぐ帰って来ます。
4月から凜花と同じ付属の大学に通い、卒業したらアメリカに行くか残るか決めます。

そこでお願いなんですが、4月から凜花と一緒に暮らしたいんです。今日はそのお願いに来ました」




するとパパさんとママさんは。



「凜花はどうしたいんだ?」




って……俯いたまま…



俺の話し聞いてなかった?



…お前さぁ…



俺、相当カッコ良かったと思うんだけど……



聞いてないのかよッ!!



するとママさんが。



「あら、凜花聞いてなかったの?」




そう言われてポカンとする凜花。




はぁー… っとに……




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