*制服のボタン*a solemn promise*
俺を見たまま固まって目をパチパチさせる凜花…
「お前はどうしたいんだよ…」
そう言うと凜花は。
「だ、だった陵弥…アメリカに戻るってだけで、何も言わなかったじゃん!!」
「お前も聞かなかっただろーが!!」
「うわぁーん…陵弥の馬鹿!!」
そう言って抱き着いて来た。
……凜花……親の前なんだけど……
「凜花、お前の答えは決まっているだろう…
パパもママもお前が幸せになれるなら、それでいいんだ。
陵弥君は凜花を本当に大事にしてくれる。
ただ、パパとママにたまに顔見せに来てくれるかい…ちゃんと約束してくれるなら、凜花の好きにしなさい」
パパさんが言ってくれた。
ママさんはやっぱり涙ぐんでいて……
「陵弥君のご両親の許可はもらったのかい?」
「はい…親の許可はもらいました…て言うかむしろ喜んでます…」
「じゃぁ凜花次第なのね…」
ママさんがそう言うと……
……凜花は…
「陵弥と一緒がいいッ!!
もう…離れたくないもん…パパ、ママ…私陵弥と一緒に暮らしたい!!」
そう言ってくれた。