*制服のボタン*a solemn promise*


予定を早めて帰国した。

そりゃ…凜花に会いたいからに決まってる……


散々、泣かせて、待たせて。
やっと俺だけの凜花にしたんだからな…。



あー…早く凜花に触りてぇ…


俺って…欲求不満……



マンションの部屋の明かりを確認するとインターフォンを鳴らす。



ガチャリ…


あっさり開けんな……

……っとに無用心だな…


と、思いつつ。



ドアが開いた瞬間…凜花を抱きしめた……



「き、キャアーッ!!」



本当に、無用心…。


変な男だったらどうすんだ……
何か…心配の種が増えたかも。



「ばーか。無用心だな!!簡単に開けんなよ!!」



そう言って、驚く凜花を見下ろした。




「陵弥…お帰りなさい…」


「ただいま…」



そう言って凜花と唇を重ねた。



……凜花に触りたい…

思い切り抱きしめたい…


「あー…凜花に触りてぇ…つうか、これからは凜花に触り放題…」




………ぷっ……



凜花…真っ赤だけど……


< 106 / 201 >

この作品をシェア

pagetop