*制服のボタン*a solemn promise*
コーヒーのいい香りがしてベッドから出ると朝飯の用意をする凜花。
可愛いし……
これからは毎日こんな感じなんだって思うとつい…
凜花の後ろから抱き着いたり……キスしたり。
「凜花ちゃーん…もう1回寝よーよ…ね」
「やだ!!…陵弥はただ寝るだけじゃ済まないじゃん!!」
そう言う凜花を無視して…
つい……俺の手は凜花の胸へ……
痛てッ!!
凜花のヤツ…俺の足踏んづけて、ベーッって!!
何だよ……ちょっとくらいいいだろ……
ずっと我慢して来たんだから。
あーあ…凜花のケチッ!!
ちょっとスネ気味の俺。
せっかく凜花が作った朝食も無言で食べた。
うまいんだけど……
凜花がかたずけしてる間にソファーでくつろいだ。
かたずけが終わった凜花が俺の隣に座る。
ちょっと意地悪してやろうと……凜花を横目で見ながらわざと立ち上がった。
凜花が俯いて……
広げた雑誌の上にポタッと涙が落ちた。
ヤベ…泣かせた……
泣かせるつもりなんかなかったんだけど……
凜花の膝の上の雑誌を引き抜いて…
抱きしめた…