*制服のボタン*a solemn promise*
俺の腕の中で眠る凜花…
愛しくて堪らない。
ずっと淋しい思いさせてごめん……
泣かせてごめん…
そんな気持ちで頭を撫でた。
「……ん……りょ…や…」
凜花が目を覚ました。
「今……何時…?…」
「お昼…」
パチッと目を開けた凜花が。
「うわぁーん…陵弥の馬鹿!!沙織達来ちゃうじゃない!!」
慌てふためいて、服を着て、髪を直して…
……ぷっ……
そんな凜花を後ろから抱きしめた。
「ちょ、ちょっとぉー陵弥!!」
だって…可愛いんだもん…
文句タラタラで身仕度、整えて……
……っ……ん………
そんな凜花の煩い口を塞いだ。
………………。
【ピンボーン】
…………
慌てて玄関に向かう凜花…
ドアを開けて……
「あらー凜花ぁ…随分慌ててんのねぇー」
…って、毒舌な沙織ちゃん。
卓もニヤニヤ笑ってて……
……ぷっ……
凜花…分かりやす……
真っ赤になって……
散々冷やかされた凜花が、俺をジロリと睨んでた。