*制服のボタン*a solemn promise*
ヤベちょっと遅くなったな…何て思いつつ凜花の元へ
って、誰だコイツ。
「入学した時からいいなぁって、思ってたんだよね…」
って凜花に告白かよッ!!
「コイツは俺のだから諦めて!!」
そう言って凜花の肩を引き寄せると。
…俺をめちゃくちゃ睨む。
コイツ…凜花にマジだ。
「凜花、行くぞ」
そう言って凜花をグイッっと引いた。
凜花は俺の…分かったら諦めろ!!
……何で…?…
翌日の昼休みの学食。
またまた凜花にちょっかい出してる昨日の野郎。
「昨日言わなかったっけ?凜花は俺のだから諦めろって」
「今はアンタが彼氏でも、俺も凜花ちゃん狙いなんで、諦めねぇーよ!!」
って、ニヤリと笑い宣戦布告。
ライバル登場かよ……
上等じゃねぇーか!!
俺と原田って野郎の間に、バチバチと激しく火花が飛び散った。
あー…ムッカつく!!
卓と沙織ちゃんに爆笑されながら、眉間にシワの寄る俺…
凜花はため息ついて項垂れた。