*制服のボタン*a solemn promise*


最近の陵弥は原田君の登場で、超…不機嫌…



「バイト?」



「うん…沙織と一緒に…
つうか、もう決めて来た」

陵弥と住んでる部屋は家賃掛からないけど、出来るだけ自分で……って思うんだよね…



ちょっと、おしゃれなカフェでバイトするって決めて来ちゃった。



「カフェねぇ……男もいる訳……」



そりゃーいるよ…だから事後報告。


陵弥に先に相談したら何言い出すか知れないし!


保護者みたいなんだもん……



「ま、変な男に気付ければ」



そう言って、笑いながらキッチンにいる私を見下ろす。



あれ…?…文句言わない…

ちょっと意外……



スーッっと陵弥が近付いて…私は笑顔で…後退り…


トンッ…と背中に冷蔵庫。


目の前にはニッコリ笑った陵弥の顔。



……ん……っ…



陵弥が塞いだ唇を離すと。


「凜花…に触りたい…」



そう言うと、私の返事も聞かずに、奥の部屋へ引き入れられた……




「…凜花は俺の……」


そう耳元で囁かれ…


甘い時に身を委ねた。



独占欲の強い陵弥。


アメリカから帰って来てから更に強くなった……




でも、そんな陵弥が大好きだよ……



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