*制服のボタン*a solemn promise*
原田の宣戦布告を受けてちょっと不機嫌。
凜花が悪い訳じゃないけど……
「陵弥、金曜日の夜バイトで私達の歓迎会してもらうの…だから遅くなるから」
と凜花が言う。
歓迎会…
「迎えはいいのか?」
って、普通に言ったんだけど……
凜花が首を傾げる。
コイツ俺に何か言われるって思ってるに違いねぇ…
「終わったら連絡すれば、迎えに行ってやるよ」
「うん……」
って、嬉しそうな顔してニヤニヤする凜花。
…ふっ……可愛いな……
「ばーか…何ニヤケてる訳?」
「だって嬉しいんだもん…ずっと淋しいって思ってたのが嘘みたいなんだもん。
毎日、一緒にいられるし、陵弥が迎えなんかしてくれるなんて思ってなかったし…陵弥…大好き!」
そう言うと俺の胸にぶっ飛んで来た凜花。
「ウワァッと…危ね……」
見事にソファーの上に…
俺が押し倒してるみてぇじゃん……
「お前…誘ってんの…」
…ふっ…
やっぱり凜花だ……
愛しい凜花…
俺はそのまま凜花と唇を合わせ…
凜花に溶けた。