*制服のボタン*a solemn promise*


金曜日の夜ーー


バイト先での歓迎会…


仕事は何とか慣れてこなしてる。


原田君がフォローしてくれるんだけどね……


仕事だから…?

個人的理由…?


分からないけど……


私は陵弥が好きで、どんな事があっても他の人なんてあり得ない。


だけど、本当に諦めない原田君。



ほらっ…
何で私の隣な訳?


「あら、原田君と凜花ちゃんって付き合ってるの?」


なんて、チーフの山根さんが言うと。



「はい。その予定です!!」

と、原田君が即答。


「ちょっと!!原田君、誤解を招く様な事言うの止めてよ!!」


私が強く言うと、みんながキョトンとした。



「凜花は同棲中の王子様がいるから、下手に手出すと殺されますよ…」



って、沙織…


それって、フォローになんの?



「凜花ちゃんマジ?」

「嘘!!」「ショック…」


店のスタッフがざわめく。


「凜花ちゃん本当なの?」

と、チーフが聞いた。



私はニッコリ笑うと。



「はい、そうです…殺したりはしないと思いますけど…」


…陵弥なら…あり得る?




「「うっそぉーー!!」」


と、スタッフの驚き。




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