*制服のボタン*a solemn promise*


……ん……目が重い……



ゆっくり重い目を開けると目の前に陵弥…



あー…そうか…夕べはあのまま寝ちゃったんだ…



私を抱きしめたまま眠ってる陵弥……



そっと寝顔に触れる。


陵弥に触れた手に陵弥が手を重ねた。



「お、起きてたの…」



「ばーか。当たり前だ」


いつもの陵弥……



意地悪ないい方。


だけど甘くて優しい。



ギュッと私を抱きしめると。



「…凜花が欲しい…」



そう言って、私に何も言わせない様にキスをする。


甘いキスから激しい深いキスに変わると……



私は陵弥の事しか考えらんなくなるんだ……


探る様に私に触れる陵弥の手も、熱く熱る唇も全部が愛しい……



陵弥が私に触れた瞬間から私の全部が陵弥に溶ける。


このまま溶けて陵弥に全部吸収されちゃいたい……


出来る事なら……陵弥の中に溶け込んでしまいたい。




「……陵弥……愛してる…」



そう…自然に言葉が溢れ…




私の目からは涙が流れていた。。



< 134 / 201 >

この作品をシェア

pagetop