*制服のボタン*a solemn promise*


10月15日。



私の19回目の誕生日。



今年も陵弥は隣にいない。

後、何回1人で誕生日を迎える事になるんだろう…


そう思うと、今まで感じてなかった切なさが込み上げて来た。



淋しい……


陵弥に会いたい。


抱きしめられたい。



…陵弥……いつ帰って来るの…



今日は陵弥の声が聞こえないくらい……

どうしようもなく淋しい…


私の隣にいない事がこんなに淋しいなんて……

これから私はずっと待たなきゃいけないのに…



気が付くと……久しぶりに涙が流れた。



窓の外は木の葉が色付き始め秋の装い。



それが私を余計淋しく感じさせていた。



< 151 / 201 >

この作品をシェア

pagetop