*制服のボタン*a solemn promise*
10月15日。
私の19回目の誕生日。
今年も陵弥は隣にいない。
後、何回1人で誕生日を迎える事になるんだろう…
そう思うと、今まで感じてなかった切なさが込み上げて来た。
淋しい……
陵弥に会いたい。
抱きしめられたい。
…陵弥……いつ帰って来るの…
今日は陵弥の声が聞こえないくらい……
どうしようもなく淋しい…
私の隣にいない事がこんなに淋しいなんて……
これから私はずっと待たなきゃいけないのに…
気が付くと……久しぶりに涙が流れた。
窓の外は木の葉が色付き始め秋の装い。
それが私を余計淋しく感じさせていた。