*制服のボタン*a solemn promise*


…………………ぅそ……


瞬きする事さえ忘れて固まる私を包み込む温もり。


「……陵…弥……なんで…」


「ばーか…帰って来たんだよ!!」



背中に腕を回し…ギュッとしがみつく。



「陵弥…会いたかった…」

「俺もだ…凜花…」



会いたくて

会いたくて


どうしようもなかった陵弥が目の前にいて、私を抱きしめてる。



「夢……じゃないよね…」

そう言って陵弥の胸に顔を埋めた。



「…凜花…夢じゃない。
もう、どこにも行かない、ずっと傍にいるから…」



ゆっくり顔を上げた私と唇が重なった。







「あのさぁー…盛り上がってるとこ悪いけど、俺らの事忘れてねぇ…」


卓君が言った。



あっ… みんないたんだ…
って、遅いよね…///



「卓!!あんた知ってたのね!!だから落ち着きなかった訳!!」


卓君が沙織に突っ込まれ、顔を引き吊らせ。



「なんで原田がいるんだよ!!」


と陵弥がキレて、
原田君はニヤリと笑った。



…もう…どうでもいいよ…

みんな勝手に揉めて!!



陵弥が帰って来た…
それだけでいいや。



「凜花!!…1人でニヤケんな!!」



…/////////……


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