*制服のボタン*a solemn promise*


ああーー…


「なんで原田がいるんだよ!!」


ニヤリと笑いやがって!!

ピクピクと引き吊る俺に。

「もう、お前らの邪魔はしねぇーよ!!残念だけど凜花ちゃんはお前しか見てねぇーし」


「ばーか!!当然だ!」



沙織ちゃんに聞いたんだけど、どうやら原田は凜花に手出し損ねたらしい……

ザマアミロ!!

凜花は俺のだからな。


「陵弥、原田君がバイト遅い時送ってくれたんだよ…お礼言ってね」



って、上目遣いの凜花…


う"……俺、この顔弱いんだって……



はああー……マジで…



ガクッと項垂れた俺をニヤリと原田が笑った。



何かムカつく!!



……でも…



「ムカつく野郎だけど、サンキュ…」



そう言うと、原田の野郎が。



「お前が凜花ちゃんを泣かしたら即効で、俺が奪うけどな」



な、なんだとぉー!!!!



ニヤリと笑って、ムカつくッ!!!!




「お前、帰れ!!」



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