*制服のボタン*a solemn promise*
びっくりしちゃった…
切なさが込み上げてた誕生日に陵弥が帰って来るなんて。
抱きしめられた時、息が止まるかと思ったよ……
どんなプレゼントよりも嬉しかった。
「もう、どこにも行かない、ずっと傍にいるから…」
陵弥のくれたカードの意味が分かったよ。
嘘じゃなかったんだね……
陵弥の帰国を知りつつ、黙っていた卓君は、散々沙織に締め上げられ……
原田君は陵弥と小さなバトルを繰り広げていた。
「凜花…誕生日おめでとう」
まだ、現実味を感じられず呆然としている私の頭の上に陵弥の言葉。
涙が溢れ陵弥に寄り添った。
陵弥はそんな私の肩に手を回し引き寄せてくれて。
散々、みんなに冷やかされたけどね……
誕生日なんだからいいじゃん!!
「凜花…俺がいない間に大胆になったなぁ…」
って、陵弥にまで言われた。