*制服のボタン*a solemn promise*
陵弥に手を引かれ部屋に戻るとエミリーが。
「彼から連絡来てるんだから私、帰るわ」
は?……彼…?
「あー…悪かったよ…彼に宜しく!」
って、陵弥も知ってた…?
ポカンとする私にニッコリ笑ってエミリーが。
「意地悪な事言ってごめんなさい…私ね来月結婚するの…」
は?
結婚んーー…!?
「エミリーは日本人の彼氏がいて、来月結婚式挙げるんだ。俺のとこに来たのはついで!」
と、陵弥が言うとエミリーが。
「意地悪な事言ってごめんね…心配しなくても陵弥とは何でもないのよ。
アメリカじゃ陵弥はいつもあなたの事ばかりで、モテた癖に誰も相手にしなかったのよ。
あなた、相当愛されてるのね…
良かったら結婚式に来て、後で招待状を送るから」
そう言うと慌ただしく帰って行った。
陵弥がそっと私を抱きしめて。
「凜花…ごめんな…あんな事考えさせて、どこにも行かないで…
俺の傍で俺の事だけ考えてて……」
そう 囁いてキスをした。
私は…陵弥の事しか考えられないよ…
愛してるもん。
「陵弥、誕生日おめでとう」