*制服のボタン*a solemn promise*


「陵弥、誕生日おめでとう」



凜花と過ごす19歳の誕生日。


エミリーの事で、凜花に切ない思いをさせてしまったけど、凜花が俺の為に何にも出来ない…

凜花なりに俺の事を思っててくれた事、嬉しかったよ。


凜花が傍にいるだけでいいのに……

それだけが幸せ……




「陵弥…邪魔しないで…」


「んー…いいだろ!昨日から凜花に触ってないんだから…」



そう言ってキッチンで洗い物してる凜花を後ろから抱きしめる。



「んもうっ…りょ……んっ…」



文句を言い掛けた凜花の口を塞ぐ。


そして…唇を離すと俺を潤んだ瞳で見つめる凜花に。


「凜花が欲しい…」



そう言うと、凜花の濡れた手をギュッっと握り 奥の部屋に引き入れ扉を閉めた。



甘いキスをして、凜花に触れる…


甘く漏れる凜花の吐息に俺の全てが溶けた。


もう……俺の方が、凜花の傍で凜花の事だけ考えていたいんだ……



ずっと凜花だけ……


……愛してる…


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