*制服のボタン*a solemn promise*
「……うっ……キモチ悪い…」
「大丈夫か凜花…」
「全然っ!!大丈夫じゃないっ!!………うっ…」
もう……つわりが酷くて辛い。
でもね…陵弥が優しいんだよ。
背中を擦ってくれたり、料理は全部、陵弥がしてる…
私より上手なのが嫌味なんだけど……
「ほら…これなら飲めるか…」
グレープフルーツを絞った生ジュース。
これなら飲める…
食欲がない私に陵弥が絞ってくれるんだ。
もう、すっかり甘やかされてるの…うふふ…
今のうちにいっぱい甘えてやろうと思ってるんだ。
結婚式も無理にしなくてもいいって言ったのに、陵弥が。
「ばーか、俺がお前のドレス姿を見たいの!」
って、嬉しい…♪
私って、愛されてる……
「凜花、ノロケ過ぎだから!ニヤニヤして幸せボケだよ!!」
私の顔を身に来た沙織に言われた。
幸せボケ…
なんとでも言って…
幸せなんだからいいじゃん!!
「…うっ……キモチ悪い…」
「ほら〜調子にのるからだよ!」