*制服のボタン*a solemn promise*
大きな鏡の前に座っていた凜花が立ち上がり、俺の方を向いた。
純白のドレスに包まれた凜花は、窓から差し込む陽の光を浴びて…
柔らかい微笑みを浮かべていた。
目が合った瞬間、息をするのも忘れてしまうほど、凜花の綺麗なな姿に目を奪われた。
俺…この瞬間、また凜花に恋したんだ。
「あらー陵弥、あんまり凜花が綺麗だから顔赤いわよ…」
って、沙織ちゃんが言った気がする……
「どうかな…」
ばーか、綺麗に決まってるよ。
そう、心の中で思いつつ。
凜花の前に立ち。
「凜花…愛してるよ…」
そう言って凜花と唇を合わせた。
沸々と沸き上がってくる気持ち。
「あー…凜花に触りてぇ…
つわりで全然、触れないもんなぁ…早く安定期になんねぇかな…」
真っ赤になった凜花が。
「も、もうっ…こんな日に何言ってんの!!陵弥のバカ!!」
だって、しょーがないでしょ……
俺だって、健全な男な訳だし。
正式に凜花の旦那になったんだからいいだろーが…