*制服のボタン*a solemn promise*


大きな鏡の前に座っていた凜花が立ち上がり、俺の方を向いた。


純白のドレスに包まれた凜花は、窓から差し込む陽の光を浴びて…

柔らかい微笑みを浮かべていた。



目が合った瞬間、息をするのも忘れてしまうほど、凜花の綺麗なな姿に目を奪われた。



俺…この瞬間、また凜花に恋したんだ。



「あらー陵弥、あんまり凜花が綺麗だから顔赤いわよ…」


って、沙織ちゃんが言った気がする……



「どうかな…」


ばーか、綺麗に決まってるよ。



そう、心の中で思いつつ。

凜花の前に立ち。



「凜花…愛してるよ…」



そう言って凜花と唇を合わせた。



沸々と沸き上がってくる気持ち。



「あー…凜花に触りてぇ…
つわりで全然、触れないもんなぁ…早く安定期になんねぇかな…」



真っ赤になった凜花が。



「も、もうっ…こんな日に何言ってんの!!陵弥のバカ!!」



だって、しょーがないでしょ……



俺だって、健全な男な訳だし。


正式に凜花の旦那になったんだからいいだろーが…


< 197 / 201 >

この作品をシェア

pagetop