*制服のボタン*a solemn promise*
ニヤリと笑う陸斗。
体勢ボロボロの私。
そして、顔付きの変わる陵弥。
「陸斗!凜花に何した!?」
すると陸斗が。
「何にもしてませんよ…俺、久美とは関係ないんで…
ついでに、言っときますけど俺も凜花さん狙いなんで川上先輩は勝手に久美と盛り上がって下さいよ」
って、シレッとして爆弾発言……
唖然とした陵弥が。
「お前…ふざけてんの?」
あっ…陵弥がキレた…
「全然、ふざけてませんよ俺、本気ですから…」
って、何なのこの展開!!
私…危険だったんじゃないの……?…
「馬鹿言ってんじゃね!!お前なんかに凜花やれっか!!」
と、陵弥が言えば。
「そんなの分かんないッスよ…俺頑張りますから」
って、陸斗が言い返す。
延々と繰り広げられるやりとりに……
ウザイ…
あんたら馬鹿だし!!
「…いい加減にしてッ!!」
……………。
ムキになってた2人が黙る。
「陸斗君!!私は陵弥と付き合ってるから無理!!」
こう言うと、陵弥は勝ち誇った様に陸斗君に向かってふふん…って顔をした。
「陵弥!大人気ない!!
はい、行くよ!」
そう言うと陵弥の腕を掴み陸斗君に背を向けた。