*制服のボタン*a solemn promise*
「陸斗がぁ凜花ちゃんに告ったぁー?何だそれ?……ぷっ…」
俺、昨日の事を卓に報告中……
目…笑ってるけど……
勝手に笑いやがれ!!
「まぁ、久美とは関係なさそうなら心配いらねぇーじゃん…」
「お前…笑いすぎだから!!」
チッ卓のヤツ、言うんじゃなかったし…馬鹿野郎!!
散々、卓に笑われフテ気味に窓の外に目をやると。
体育らしき1年がグランドにいた。
…陸斗…?…
俺に気付い陸斗がニヤリと笑い、向かった先は……
あの野郎!!
凜花の教室に……
俺は窓を開けて身を乗り出した。
そして………
3つ向こうの教室の窓越しに、笑顔の陸斗と凜花と沙織ちゃん……
あり得ねぇ……
ガクッと項垂れる俺の背中に。
………ぶっ……
…あっはっはっはぁー…
卓の爆笑する声が聞こえた。