*制服のボタン*a solemn promise*


そこにいたみんながキョトンとした。


「だって、久美さんも陸斗君も、私の知らない昔の陵弥をいっぱい知ってるじゃない…

私は今の陵弥が好きだけど、やっぱり私の知らない陵弥を知ってる久美さんが羨ましい……」



そう言うと、陵弥が優しい目をして私の頭にポンと手を置いた。


「久美…俺が何で凜花がいいのか分かるだろ?」


そう言うと久美さんは。

ニコッと笑って頷いた。
陸斗君もホッとしたのか笑顔を見せる。



すると久美さんが。


「私も…彼氏の事好きだから、淋しくても頑張る…

でも…淋しくて堪らなくなったら凜花さん貸してね陵弥!!」



……ぷっ……


久美さんにこう言われて、陵弥が困ってる……



陸斗君までも。



「俺、益々凜花さんが好きになりました!!」



って………



結局、2人は姉弟揃って帰って行った。



あんなにピリピリさせておいて、結局何も起きなかったじゃん!!




……キャッ……



意気なり陵弥が抱きしめて来て耳元で。



「…凜花に触りたい…」



……っとに…もうっ…///


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