*制服のボタン*a solemn promise*
「私の知らない陵弥を知ってる久美さんが羨ましい……」
久美に言った凜花の素直な気持ち…
俺、凜花のこう言うとこが好きなんだよな……
飾らない素直な気持ち。
自然と凜花を見る目が優しくなって愛しさが込み上げる。
「久美…俺が何で凜花がいいのか分かるだろ?」
久美も陸斗も笑顔で頷いた。
久美は友達がいないって、凜花とメアド交換なんかして、すっかり仲良しだし。
陸斗の野郎は。
「俺、益々凜花さんが好きになりました!!」
なんて、言いやがって!!
また、ライバル出現かよ……
あはは…
…凜花だからな……
帰って行く2人を見送り。
凜花を抱きしめた。
愛しくて……
あー凜花に触りてぇ……
凜花の耳元に顔を埋めて。
「…凜花に触りたい…」
真っ赤になった凜花にキスをする…そして……
凜花との甘い時に溶けて行く……
ずっとこうして…凜花の傍にいて……
そう思っていたんだ。
この時までは……
凜花を送り届け、部屋に入ると携帯が震えた。
ディスプレイには……
…お袋…?…