*制服のボタン*a solemn promise*

陵弥に抱かれながら泣いた……


もう泣かないって決めてたのに……


「陵弥……行かないで……」



私の最後のわがまま……

陵弥が抱きしめてくれる度に離れたくなくなる……


何度もキスをする度に陵弥の温もりをなくしたくなくなる……


…今日だけ……



「…凜花……ごめんな…」


陵弥の言葉が切なくて…

抱きしめられた陵弥の腕から言葉じゃ伝え切れない思いが伝わってくる。



今日だけ泣いたら、どんな事でも受け入れるから…


愛してる…そう口に出して伝えるにはまだ、私達は幼くて…


だけど、愛しくて、愛しくて堪らない気持ちは……


やっぱり陵弥を愛してる…



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