*制服のボタン*a solemn promise*
バカ!!……
「何だよ、キスくらいいいだろ!!俺のなんだから!」
って、言ったら……
真っ赤になってるし。
「もう直ぐ1年だな…」
俺がそう言うと。
「陵弥とだから…1年…早かった…」
そう言って俺を見上げる凜花が……か、可愛い…
そんな凜花の耳元に。
「凜花に触りたい…」
こう言うと……
……ぷっ……
あー凜花が…固まってる…
「ばーか。冗談だろ…行くぞ」
凜花の手を引いて歩き出す。
本当は冗談なんかじゃないんだけどな……
自分でも怖いくらい、凜花にハマってる。
好き過ぎて怖いくらいに。
二度と離さない。
離せないって……
そう思ってる。
こんな俺がまた、凜花を泣かせる事になるなんて……
それが俺と凜花の未来を大きく変える事になるなんて……
全く気付かずにいた。