*制服のボタン*a solemn promise*
俺と凜花に気を使ってか、みんな早めに帰って行った。
何だか改まって凜花と2人きりになると、照れる。
初めてこの部屋に凜花を連れ込んだ時、意識しまくってた凜花…が。
「何、意識してんの?」
凜花の方が余裕って何……
「べ、別にそんなんじゃねぇー」
……何で立場逆転なんだ…
調子狂う……何かムカつくなぁー
「凜花…風呂、一緒に入る?」
「……いいよ…」
えっ?…マジ……?…
自分で言っておいて何だけど……恥ずかしい……
しかも、いつもなら真っ赤になるはずの凜花が
全然平然としてて……
俺に背を向けて、抱きしめられる様にして湯船に浸かってる……
そんな凜花の首に顔を埋める。
そして…気付いた…
凜花が……泣いてる……
「凜花…お前…泣いてるのか…」
「…泣いてない!!」
ばーか…我慢しやがって…
「凜花出るぞ!!」
「…えっ…キャッ…」
焦る凜花を抱き抱え風呂から上がる。
軽く拭いた身体にバスローブを羽織らせた。