*制服のボタン*a solemn promise*


「ばーか、泣きたいなら俺の胸で思いきり泣け!!」


そう言って凜花を抱きしめた。


俺の胸に顔を埋めて泣く凜花……


愛しくて愛しくて…


凜花が泣き止むまでずっと抱きしめていた。



泣き止んだ凜花が、ゆっくり顔を上げる。


目を真っ赤にして……


「凜花…髪乾かそう…」


凜花の髪にドライヤーを当てた。


「凜花…こっち向いて…」

俺の方を向いた凜花の手を握り……触れるだけのキスをした。



「凜花…手出して…」



首を傾げ、俺の前に差し出した凜花の手の上に小さな箱を乗せた。



ポカンとする凜花に。



「開けてみな…」



箱を開けた凜花が……



「…………陵弥…これ…」


瞳を潤ませ俺を見つめた。


俺の凜花への愛の証。



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