*制服のボタン*a solemn promise*


「凜花…手出して…」


そう陵弥に言われて差し出した手の上に乗せられた小さな箱。



「開けてみな…」



「…………陵弥…これ…」

 プラチナの指輪……


箱の内側に刻み込まれた文字

  a solemn promise


『堅い約束』


そして…指輪に刻まれた文字は……


『愛の印』


 a token of love




何にも言えず…ただ指輪を見つめる目から涙が溢れた。


陵弥が誕生日にプレゼントしてくれた左手のシルバーのペアリングを外すと。


箱の指輪をゆっくりその指にはめた。



「もう、凜花は誰にも渡さないから…」



そう言って、握っていた手を引き寄せられて、キスをした。



そのままベッドに運ばれ、ゆっくり優しく寝かされた。



陵弥の優しい瞳に見つめられ、そのまま唇を合わせた。




「……凜花…愛してる…」


確かに聞こえた陵弥の言葉。



愛してる……




私も……愛してる……



その言葉をしっかり胸に刻んだ。



陵弥からもらった愛の言葉……



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