You Know
「ゥチが知っちゃったの…木坂の裏の性格を…」
「それで、俺は、知られちゃったから、付き合わないと優奈に告った事を言う。って言ったんだ」
「なんで?」
「俺、学校では、スゲーいい子キャラだから。今までの努力が無駄になるってね」
「なんで、そんな努力してたの?」
「心に認めてもらうため」
「認めてもらう?」
「あぁ。俺、1年ぐらい前も心に告ったんだ。でも、真面目なキャラじゃなきゃ嫌だ。ってフラれた。」
「だから…ね?」
心は…
ゥチを思ってくれてたの?
いつの間にかとまっていた涙が、また溢れてきた。
「ゴッメンね…?」
「ちょっと優奈。泣かないでよ…」