女将女子高生結衣☆
第一章 実は私は女将なの

佐々木結衣

高校2年


春   6月


さわやかな季節だ。


私は教室の窓際の自分の席に座りながら、


そよ風にあたっていた。


“キーンコーンカーンコーン”



今日の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。


『きりーつ、れーい』


みんな授業が終わり教室から出て行く。



『おぃ結衣ー!早くしろー!』


いつも遊んでいる海に呼ばれる。


『おーぅ!』


私は急いでバックに教科書をいれ、

海を追いかける。


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