女将女子高生結衣☆
『水族館って……
それ隣の県にできたやつか……
俺ラッコ見てー!!』
実は陸は子供っぽかった。
『私……今年大学受験あるから家で留守番してるから』
姉さんが唐揚げをつまみながら言った。
『ねーちゃん待ってんの!?
新しい水族館すごくでかいので有名なんだぜ!?』
『しかも泊まる旅館には美人な女将がいるんだぞ!?』
父親も応戦する。
『あなた?それが目当てでその旅館に決めたの?』
口調は優しいが、母さんは確実に怒っている。