女将女子高生結衣☆
大塚陸
次の日の朝、
教室に入ると陸が盛り上がっていた。
『何盛り上がってるの?』
『美少女の話で盛り上がってるんだよ』
健造が言う。
『こいつ家族旅行に行った時超美人に会ったんだって』
『あぁ、そう……』
『マジ可愛かったんだって!同じ16歳でさぁ!』
陸が興奮している。
『私と似てた?』
全然気づいてなさそうなので調子に乗って聞いてみる。
『バーカ!別人だから!そんな寝癖ヘアーのやつと一緒にするな!
あっでも……』
『あっでも何だよ!』
もしかしてばれたー!?
『声は似てたな結衣と。
まぁ声だけじゃしゃーないけどな!』