女将女子高生結衣☆

旅館に旅立つ日、



晴れ。


最高の思い出になればいいなぁ……


私は心の底から思ったんだ。


おばあちゃんの旅館へ電車でむかった。



ただいま夕方の6時


私達は今、旅館の前にいる。


『入るぞ。』


陸が言う。


『あぁ』


いつもの玄関なのだが、


今日の玄関はいつもと違う気がする。


私達はとうとう玄関の中にはいった。


『いらっしゃいませ。

お待ちしておりました。』


『私が予約しておいてあげたんだからね!』


『あら、海くんも来たのね』


玄関にいたおばあちゃんが言う。


『ハハハども…』



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