あたしの幼なじみ


『美香!
遅いんだけど・・?
あれ、健人は?』

またまた、ヤンキーっぽいうちのお兄ちゃん。
そんで、名前が龍っていうもんだから
ヤンキーに勘違いされがちだ・・・。


『ぁッ…えっとぉー
健人がぁお腹が痛いっていうから…
あたしと健人は後からいくね?』

とっさに思いついた言い訳がこれ。
ばれるかなぁ??

『あら、そうなの?
あんまり具合悪いなら無理してこないで
後で食べればいいのよ。
じゃ、健人くんといい子にね。』

お兄ちゃんは何か言いかけてたけど、
健人のお兄ちゃんの慶介くんが
あたしの目線に気づいてか
お兄ちゃんを連れて行ってくれた。

というかうちの家族は
健人と2人きりになっても安心してるのかな?

同じ部屋にするくらいだし・・・。

『美香、お前はまだ15才なんだからな?』

それだけ言い残して
お父さんは行ってしまった。

やっぱりお父さんは反対したんだね・・。

でも、うちのお父さんはお母さんに逆らえないからなぁ。
なぜか・・・。


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