最初で最後~ありがとう、先生~
「…彼氏との子なんだけどね、産むことにした。
彼も賛成してくれて、すごく喜んでくれてる。
私も大好きな人との子供は産みたいんだ。
彼はもう学校やめて働いてる。」
「紗英のお母さんとかは…?」
「…最初は反対してた。
でも私たちが真剣なのわかってくれたみたいで、今は応援してくれてる。」
紗英はすごく真剣な表情だ
本気なんだ
「私は…紗英が決めたことなら応援するよ。」
紗英が最近悩んでたことはこのことだったんだね。
茉莉花と美香も頷いた。
紗英がいなくなるのは寂しいけど、私たちはずっと応援してるからね―…