最初で最後~ありがとう、先生~



「ったく!」



ピン!



「痛っ!」


私は紗英にでこぴんされた。





「このばか!」




紗英は私を抱き締めた。






「心配かけたっていいじゃない。かけてやんなさいよ。
湊ちゃんは今はまだ、光汰のことで戸惑ってるだけ。亜美を嫌いになったわけじゃないよ。
だから亜美は今まで通り亜美らしくやんなさい。」



「紗英…ありがとう…」






私はまた紗英の優しさに助けられた。




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