最初で最後~ありがとう、先生~



「失礼します…。」


チャイムが鳴ってしまったため紗英は教室に帰り、私は1人で保健室に来ていた。









「亜美ちゃんじゃない。どうしたの?」


養護の先生である皆瀬先生が私に言った。







「紗英に熱があるって言われたんで来ました…」




「そうなの?とりあえず熱計ってみて。」



そう言いながら皆瀬先生は私に体温計を渡した。




< 76 / 116 >

この作品をシェア

pagetop