最初で最後~ありがとう、先生~



ガラガラ




ドアを開けると、保健室には皆瀬先生しかいなかった。



「亜美ちゃん。もう体は大丈夫なの?」


「すっかり♪
中村先生は…?」


「今日は来てないわよ。何か用?」


「うん。
ここで待ち合わせしてるから。
待たせてもらってもいい?」


「いいわよ。」




皆瀬先生はそう言うと、私に温かいお茶を淹れてくれた。




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