*+あえる日まで・・・上**+

突然、暖かい何かが頬を流れた。

視界もぼやけてきた。

何がどうなったのか分からない私は立ち尽くした。

するとぼやけた視界のなかにうっすらと人影がみえた。

「鈴!?」

聞こえたその声はさっきまで受話器越し聞こえていた、暖かく、ずっと聞きたかった声。

やがて、頬をながれていたものが消え。

視界ももとに戻った。



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