*+あえる日まで・・・上**+
「…ごめんなさい」

私はゆっくりと、椅子に座る。

「…ふーん。あっ、部活いかな」

美久は、なにもなかったかのように言った。

「…そーだね」

みんなで図書室を出て行く。

そして、部室へ向かう。

「美術室…」

美術室に、入る。

「今日は、好きなものを描いてねー」

『はーい』

すずらん描こ。

一哉と、よく遊んでた野原に咲いていた花。

私は、一生懸命描いた。

外をチラッと、見ると…。

えっ!!

鈴の手がピタッと、止まった。

また、一哉に似た人が目に入った。

なにしに来たんだろう?

あっ、でも今は絵に集中しなきゃ。






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