〈実話〉いつの日か…
『ただいま…』

私が部屋に入ると不機嫌そうなカツの顔が目に入る。


『お腹すいた?すぐ用意するから。』


『腹へった。早くして!』


子供でもないのに、お腹がすいただけで不機嫌になるカツ


すぐにご飯を用意した


『はい。食べて』


何も言わず食べるカツ


食べた後も会話なし。


『仕事よかったよ。続けられそう』


『あっそ。』


終了…


会話も続かない。


『お風呂入れるよ。』


そのままお風呂に向かうカツ


私は機嫌とりのために後から、こっそり入った。


『一緒に入ろうと思って…』


『そろそろ子供ほしいね。』


『別に、まだいいわ』


『なんで?』


『理由なんてない!』


何も言わずに私は頭と体を洗い出た。


家帰っても神経使うな


全てに興味なさそうなカツの態度


そのくせ私を縛りたがる。


ワガママって言うか何と言うか…


ほとんどカツに合わせて生活してる気がする


私にも悪いとこあるけど、あんな態度したりしない。


無神経な事を言ったりしない…


もっと楽しく過ごせると思ってたのに。


これが結婚?


難しい…


これが何十年も続くって思うと吐気がする。


とても耐えれそうにないな…


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